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【レース報告】文部科学大臣杯 第77回 全日本大学対抗選手権自転車競技大会

9/4(日)に鹿児島県肝属郡錦江町及び南大隅町特設周回コースにて開催された「文部科学大臣杯 第77回 全日本大学対抗選手権自転車競技大会」個人ロード・レースに近畿大学自転車競技選手会所属選手が出場しました。

坊紳(総合社会学部4回生) Photo by Ryuji MINAKATA
坊紳(総合社会学部4回生) Photo by Ryuji MINAKATA

【結果】

  • 男子個人ロードレース(24.2km×6laps=145.2km) 
    • 坊 紳(総合社会学部4回生) No.159:DNF

以下、レースレポートです。


  • 坊 紳(総合社会学部4回生) 
坊紳(総合社会学部4回生) Photo by Ryuji MINAKATA
坊紳(総合社会学部4回生) Photo by Ryuji MINAKATA
左:坊紳(総合社会学部4回生) Photo by Ryuji MINAKATA
左:坊紳(総合社会学部4回生) Photo by Ryuji MINAKATA

結果:DNF

 

今回は木原さん、南方さん、廣本さん超豪華メンバー3名のサポートが来てくださりました。

【前日の試走】

 

お昼ご飯をジョイフルで食べた後の試走。豪雨の中、木原さんと2人で1周した。最初の登りは4キロ6%前後。最後の方はアウターではしんどくなるレベルの登りだった。登り切ってからはアップダウンが続き、道路の脇は大きな水溜まりがあったり苔が生えており危険な箇所を確認する事ができた。他にもコーナーのグレーチングや逆バンク、マンホールの位置を確認しながら走行し、最後の平坦区間の前にある長いくだりではコーナーがきつい箇所もあり脚を止めていても約70キロ弱ほど出るのでとても危険だと感じた。

坊紳(総合社会学部4回生) Photo by Ryuji MINAKATA
坊紳(総合社会学部4回生) Photo by Ryuji MINAKATA

【レース当日】

レース当日は5時に起きて4人で吉野家に行った。吉野家では月見牛丼大盛りでパワーをつけた。レース開始は8時30分で1時間30分前に会場に着いてサポートの皆さんが手伝ってくれたこともあり余裕を持って準備やアップをすることが出来た。

8時30分のレース開始直前から強い雨が降り出して少し不安な気持ちになりながらレースをスタートした。スタートして直ぐは4キロの長い登りが続く。最初は皆んな元気があるのか登りは終始ハイペース(多分6〜7倍強)で集団の同じ位置をキープするのがやっとだった。しんどい場所もあるが緩む場所もあり、毎回あるえぐい強度の登りについて行ければ集団についていけそうだった。200mを2kmの間で一気にくだる区間では中盤までカーブも緩いためスピードは80キロを余裕で超える。道路脇には砂利や落ち葉、雨水の通り道が出来ていてコースを選ばなければ落車の心配があった。案の定1周目から2キロのくだりの区間で落車が相次いでおりある程度前とは車間を取ってくだるように意識した。皆んな結構間隔をあけるため、くだりきった平坦では縦に集団が大きく伸びておりインターバルで踏まされる。しかし、平坦区間は前の周草津ナイトレースC1で一緒に走った龍谷の山本くんと追走しなんとか集団復帰。流石に鹿児島まで来て1周目でドロップと考えるとヒヤッとさせられた。1周目ラストの集団復帰に脚を使い過ぎた感はあったが、次の周からはくだりで離されないように意識した。2周目からも雨、風に晒されながら集団後方でついていく。そんな感じで毎周回同じ感じで周回をこなしていった。

4周目の2キロのくだりで20名程が絡む大落車があった。自分は後にいたが落車にギリ巻き込まれる事なくパスする事ができた。しかし、すこし減速している間に集団から遅れを取ってしまい、その後の平坦区間でスピードを上げて走っている集団に追いつけず5周目の途中にある関門で切られてレース終了。

【総括】

学生の全国大会ということもありプロで走っている人や、プロを目指す人が多くいる中で、自分が1年間本気でロードをやってきてどこまで通用するのか分かったレースだった。いつものように前々の展開をすればよかったのだが、初の全国大会、はじめての大雨レースということもありビビって終始後の方でレースを進めてしまった。そのため、インターバルや集団の伸びなどで苦しい思いをした。しかし、自分が以前よりもロードレースで戦えている事が身に染みて分かってとても嬉しかった。今後も長距離のロードレースに出場する機会を増やして経験を積みたいと思う。

 

 

 

サポートできて頂いた木原さん、南方さん、廣本さん、何から何まで3日間本当にありがとうございました。🙇‍♂

近畿大学自転車競技選手会インカレ2022チーム(左から木原、坊、廣本、南方)
近畿大学自転車競技選手会インカレ2022チーム(左から木原、坊、廣本、南方)

今回のインカレロードレース中に発生した、大規模な落車事故に巻き込まれた一人の選手が無念にも帰らぬ人となってしまいました。

 

我々、近畿大学自転車競技選手会としても、前日の雨の中での試走にて、スリッピーかつ急な下り坂なため注意が必要だということをサポートスタッフと選手との間で情報共有していた地点でした。

 

ロードレースに限らず、自転車は楽しくも危険な乗り物だということを改めて理解する必要があります。

近畿大学自転車競技選手会としても、選手の安全管理からスキルの育成を含め、実行できる対策を講じていきます。

 

同じ落車で怪我をした選手の回復を祈ると共に、亡くなられた選手へ心から哀悼の意を表します。