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【レース報告】2021—22シーズン AJOCC 中国シクロクロス第1戦 もみのき森林公園ステージ

11/28(日)に広島県立もみのき森林公園にて開催された「AJOCC 中国シクロクロス第1戦 もみのき森林公園ステージ」に近畿大学自転車競技選手会所属選手が出場しました。

木原与志寛(工学部4回生) Photo by A.Kuwata
木原与志寛(工学部4回生) Photo by A.Kuwata

【結果】

  • 木原与志寛(工学部4回生):C3+4(2.0km×5周=10km)※eNShare Racing Teamとして出場:1位

以下、木原のレースレポートです。


中国シクロクロス第1戦 もみのき森林公園ステージ

・C3+4(2.0km×5周=10km)

 

初めてのシクロクロスレース。あるご縁で昨シーズンからCXバイクを借りていたものの色々あって今シーズンデビューすることに。オフロードは一昨年のどろんこ忘年会くらいしか経験がなく、河賀選手やGoodspeed井原自転車店の井原さんに何度か練習に付き合ってもらった。ありがとうございました。

前日はチームのスポンサー報告会ということで当日は福山から移動。もみのき森林公園は高校生のときに出場した耐久レース以来だと思う。

嶋田選手がC1に、宮口監督が自分と同じレースに出場するということで一緒に試走へ。経験者からコースの攻略ポイントを教えてもらった。

 

レースはC3+C4カテゴリで30分のレース。初レースなのでスタートも最後尾。CXはスタートが命と聞いていたのでなかなか難しいかなとかなり不安だった。

 

スタートでクリートキャッチをミスるというCX関係なく自転車初心者的ミスをかましてしまい、スタートダッシュに失敗。かなり焦ったが落ち着いて前を追う。最初のキャンバーは大渋滞でみんなバイクを降りていたが、どっちが正解かもわからずとりあえず乗ったまま抜ける。と、前で宮口監督がぐんぐん加速しているぞと思ったらまさかの落車(笑)。チーム同士で狩られそうになったがギリギリ停まれて巻き込まれずには済んだ。その先はそこまで混んでおらず、テクニカルじゃない直線で踏んで前を抜かしていく。

 

Photo by A.Kuwata
Photo by A.Kuwata

コース後半にキャンバーのヘアピンがあってそこに苦戦。急こう配なのでコース選びを失敗すると途中から自転車を押す羽目に。レース後半は最初から降りて押して上がった。

 

シケインは1個目は低いものの2個目は割と高い。もちろん初心者なので飛べるはずもなくおとなしく降りて超える。レース前に嶋田選手に飛び降り・飛び乗りを教えてもらったので割とスムーズに超すことができた。

 

気づくと1周完了時点で2位。前に1位の選手も見えているのでこれはいけると思ってコントロールライン後の1コーナーで抜く。これで安心と思ったらキャンバーで落車した。

Photo by A.Kuwata
Photo by A.Kuwata

ここで左肩が一瞬はずれる。すぐ直ったが激痛。抜き返されてしまい急いで後を追う。すぐ抜き返そうと思ったがまた落車するのが怖くてしばらく後ろで待機。安全な直線の登りになってから抜いて少しずつ差を広げていく。

 

慣れてないのでいつ落車するかわからないのでそのあとはフィニッシュまでとにかく丁寧に丁寧に走った。しかもかなり垂れてラップタイムが遅くなってきていたので後ろから追いつかれるんじゃないかという恐怖が半端なかった。オフシーズンに練習していなかったことを後悔しながらなんとかそのままフィニッシュまでたどり着き無事優勝することができた。

 

次回からはC2に昇格となるので、C2でも昇格し、シクロクロスの日本最高峰カテゴリであるジャパンシクロクロスシリーズ(JCX)に出れるよう頑張っていきたい。

Photo by A.Kuwata
Photo by A.Kuwata

eNShareRacingTeamに入っての初優勝となりました。これもいつもチームを支えてくださるスポンサーの皆様、応援してくださるファンの皆様、そしていつも選手を支えてくださる監督をはじめスタッフの皆様、そのほかにもたくさんの皆様のおかげです。ありがとうございました。