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【レース報告】JBCF 群⾺CSCロードレース 9⽉大会

9/24(金)・9/25(土)・9/26(日)に群馬県みなかみ町群馬サイクルスポーツセンターにて開催された「JBCF 群馬CSCロードレース 9月大会」に近畿大学自転車競技選手会所属選手が出場しました。

 

【結果】

  • 9/24(金) Day1
    • 木原与志寛(工学部4回生):JPT・E1(6.0km×30周=180.0km※逆周回)※eNShare Racing Teamとして出場:24位
  • 9/25(土) Day2
    • 木原与志寛(工学部4回生):JPT(6.0km×12周=72.0km※逆周回)※eNShare Racing Teamとして出場:45位
  • 9/26(日) Day3
    • 木原与志寛(工学部4回生):JPT(6.0km×20周=120.0km※正周回)※eNShare Racing Teamとして出場:DNF

以下、木原のレースレポートです。


  • 木原与志寛(工学部4回生)
Photo by Shizu FURUSAKA
Photo by Shizu FURUSAKA

JBCF 群馬CSCロードレース9月大会

・JPT・E1 Day1(6.0km×30周=180.0km)

Photo by The Key
Photo by The Key

南魚沼から中3日、またまた群馬で3連戦。初日は初めての逆回りと始めての180kmという長距離レースだった。距離に対する不安もあったが、逆に逃げが決まりやすいのではないかということで、チャレンジすることを目指しスタートへ。

が、それはどこのチームも考えていたようで最初からペースが速く、さらに群馬逆回りは休むところがなくて最初から地獄。途中少人数の先行もあったが最初の100kmは本当に速くて引っ付くだけで精一杯だった。一度落ち着いたタイミングでアタックをかけるもすぐにチェック入って不発だった。15周が過ぎてようやく逃げができる。かなり大人数の逃げだったので入りたかったが叶わず。それと同時に集団も落ち着いた。じわじわとタイム差が開くおかげで身体も回復してきて元気に。その後集団も逃げを捕まえようとペースアップを開始。集団中ほどで次の仕掛け時をうかがう。残り3周で吸収し、再度アタックがかかる。集団が反応して全部吸収したと思っていたがそれによって実は何人か先行していた様子。自分は気づけなかった。最終周の残り2.5kmの地点でE1の選手と同時にアタック。その選手があまり踏んでこなかったので、振り切ってしばらく先行するものの、もちろん集団もペースが上がるし自分も力尽きてしまって自滅。再びバックストレートでシエルブルーの石橋選手が仕掛けたのと同タイミングでついていくも、集団が反応したのを見て前の選手が踏みやめてしまったのでそこで終了。加速した集団についていけずそのまま後ろでゴールして24位。スプリントでエースのケントさんが5位に入れた。

前半きつかったのは、ローリングの位置が後ろ過ぎたのもあった。学連でよくある順周りのローリングは大体横から抜けていけたが、逆回りでJPTの密度だと前まで上がれるスキルが自分にはまだなかった。全体的に今回のレースをみると、初めての距離だったものの余裕を持った状態で最終局面を迎えることができた。最後の仕掛けどころや、独走力はまだまだ課題だが、チャレンジしての失敗だったので収穫になったと思う。

 

・JPT Day2(6.0km×12周=72.0km)

Photo by Shizu FURUSAKA
Photo by Shizu FURUSAKA

スタート前、気温が低く肌寒い。長袖のインナーを来てスタートへ。昨日の疲れはやはり残っているが、大塚さんのマッサージのおかげで脚は軽い方。最終日の長距離に備えるため、今日は無理をし過ぎないように。昨日の反省で、逆回りの今日はスタート真ん前を陣取ることに成功。おかげでスタートは楽だった。リアルスタート後は激しいアタック合戦。下り切ってから橋の下をくぐるところがめちゃくちゃ伸びるので半端なく踏まされる。なるべく節約しながら走るが、レース前の予想通り、終始ペースが早かった。とくに何もできなかったが、安全にゴールし45位だった。

 

 

・JPT Day3(6.0km×20周=120.0km)

Photo by The Key
Photo by The Key

最終日はまさかの雨。しかも極寒。雨対策品の準備はしていたが、こんなに寒くなるのは予想外。宿のお母さんにビニール手袋と軍手をもらい、全身にオイルを塗って、下にはタイツとシューズカバー、上は長袖インナー、ウインドベストとウインドブレーカー、その上にワンピを着て腕はアームカバーをさらにつけるというできる限りの装備で臨む。順周りの群馬も正直走り飽きていたが、過去2日の逆回りの地獄を体感しているとまだ順周りの方が休めるところもあるし、上りもきついので気が楽。スタートしてからのアタック合戦は前で展開。反応したり仕掛けたりするものの、心臓破りの頂上で決まってしまった決定打にタイミングとその時の居場所が見事に合わず乗り損ねてしまった。その後はどんどんペースが下がって逃げとの差が開いていく。おかげで身体が想像より早く冷えてしまい、早々に我慢比べ大会に。途中から補給で熱湯をもらって身体にかけたり飲んだりでなんとか温めようとするものの、下りで冷え切って上りで踏んで少しあったまっての繰り返しでどんどん体力が削られていく。最後の方は上半身がガチガチに固まって身体が震えまくり、バイクコントロールもうまくできなくなった。レースが半分を過ぎたくらいのヘアピン後の伸びるところで千切れ、そのままコントロールラインでDNF。全戦完走とはいかなかった。

 

同じ会場なのに3日間まったく状況が違った9月の群馬は、トータルで見るとすごく成長が感じられる遠征だった。先週の学生個ロード・南魚沼から中3日、群馬でカツマさんや大塚さんと生活する中で、新たな発見や色々な経験ができたし、何より過去最高に調子がいい状況で走れている。なかなか成績に結び付くところまではいかないが、集団での動き方やチームとしての動き方も勉強になり、とても貴重な経験だった。

一度身体を休めて10月の全日本選手権に備えていきたい。