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【レース報告】第56回中国地域自転車道路競走大会

6/13(日)に島根県さくらおろち湖自転車競技周回コースにて開催された「第56回中国地域自転車道路競走大会」に近畿大学自転車競技選手会所属選手が出場しました。

 

【結果】

  • 木原与志寛(4回生):一般男子(12.3km×7周=86.1km)※広島Bチームとして出場:個人21位・団体5位
  • 参考:広島県Bチーム吉木選手が個人優勝

以下、木原のレースレポートです。


  • 木原与志寛(4回生)

第56回中国地域自転車道路競走大会

・一般男子(12.3km×7周=86.1km)

 

4月の東日本ロードからおよそ2か月ぶりのレース。GWの合宿あたりにオーバートレーニングで膝を壊し、しばらく乗れておらず、ようやく1週間前に痛みなく満足に乗れるようになったばかりだったので、レース感を取り戻しつつ、自分の結果よりも調子のいいひとが勝てるようにアシストできたらなと。

 

今年は県ロードがなかったので、県強化選手チームのBチームに入れていただいた。県としての作戦はフリーだったが、大学生3人と監督で前日に話して、調子が良さげな吉木or Aチームが勝てるように動こうという感じに。雨の中、アップオイルを塗りたくり、長袖インナーとウインドベストを内側に着て、上からチームジャージを羽織ってスタートへ。

 

4kmのローリングスタートの後にリアルスタート。それと同時に一度全開走。キレがなかったので抜け出せはしなかったが、いい感じに踏めていたので調子は思っていたより悪くなるそう。後ろに回り、しばらく休憩。何度かアタックがかかり逃げができそうになるが、どこのチームも逃げさせたくないのでチェックが厳しく、なかなかできない。

 

しばらくすると二段坂で山口と島根選手らがすこし抜け出す。鳥取の選手がしばらくしてブリッジをかけようと動いたので、チェックに。するとそれで集団がばらけて一気に半分くらいに減った。脚が回るので何度かつつくがなかなか逃がしてくれる気がしない。レースが真ん中あたりに二段坂でもう一度アタック、山口と島根から1人ずつついてきて3人に。山口の選手の下りが早いのはわかっていたので、上りで前に出て前待ち。予想通り下りで来たが、想像以上にペースが早く付き切れしてしまった。集団の後ろで一回休み、チャンスを見る。逃げはいいペースで逃げていて、残り2周で45秒ほどの差だった。残り2周回の前半のアップダウン区間が終わり、後半の平坦区間になってもつまらないので先頭で集団を引く。逃げに乗れていない岡山にもこえをかけてペースをあげ、秒差をつめる。コントロールラインへの登り口でフェードアウト。残り1周一人旅をしてフィニッシュ。集団はその後前に追いついて、それまで脚を温存しておいてくれた吉木がしっかりスプリントで先着。

 

想像以上に足が戻ってきていてよかった。危うく戦犯をかますところだったが、自分の動きも含めて、広島チームがうまくかみ合っていて優勝できたと思う。3週後のJPT西クラと次の週の石川CR・RRに向けて調整していく。