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【レース報告】第 55 回中国地域自転車競技選手権ロードレース大会

11/1(日)に倉吉市・北栄町特設周回コースにて開催された「第 55 回中国地域自転車競技選手権ロードレース大会」中国一般男子の部に、工学部3回生の木原与志寛が広島Dチームとして出場しました。

 

【結果】

  • 一般男子(16.2km ×5周)81.0km:個人11位・団体5位

 

以下、木原のレースレポートです。

 

毎年6月ごろに開催されているこのレース、コロナ禍の影響で今年は中止かと思っていたが、時期をずらしWMG2021のリハーサル大会も兼ねて開催されることに。このようなご時世のなか開催していただけるのは本当にありがたい。

今年も広島県チームに選抜していただき自分も走らせていただいた。今回はDチームとしてAチームのアシストをするのが仕事。

前日はもともと授業が入っていたので当日入りで試走なしの予定だったが、急遽オンライン授業になったので前泊できることに。2周だけ試走をした。どちらも道を間違えてフルでは走れなかったが、登りが想定より緩く、長い。結構風がきついコースだと感じた。

当日はそこまで寒くなく、アンダーなしで出走。自分の仕事は1周目から逃げること。展開次第ではそのまま逃げ切ってもいいとのことだった。

ローリング区間が終わり、リリースされた後もすぐはみんなあまり動かない。下り切って上りに突入するところで同じ広島の選手がアタックしそれについていく。すんなり抜け出せて5人に。メンバーは広島の斎藤さん、翔吾さん、鳥取の伊藤さん、島根の選手。そのあと山口の白石さんが追いついて島根の選手が集団に戻る。最初はあまりローテがうまく回らない。下りに入ってようやく回るようになったが速すぎて千切れそうになる。平地と下りは休ませてもらい、上りで引くことに。が、大体1周逃げたところで集団につかまる。メンツ的に勝ち逃げにもなりそうだったが仕方なし。捕まった後、もう一度逃げようと何回か飛び出してみたが、そこまででもなく。そのまま別の逃げが決まったので、しばらく後ろで休ませてもらう。残り2周回くらいまで待機。

広島2人が入って逃げており、広島は集団を引く必要なし。鳥取勢のマークに回る。今回は圧倒的に鳥取がメンバーをそろえてきているので、鳥取を逃してしまうとそのまま行ってしまう。が、ペースが上がり、最終周回の補給所すぎくらいで逃げがつかまる。上り手前の平坦で斎藤さんが飛び出したので一緒に行くが、すぐ捕まる。そのあと上りでがっつりペースが上がり、最後のセレクションに。何とか踏ん張ったが最終的に残ったのは広島Aチームの皿谷さんと吉木、鳥取Aチームが3人フルメンバーと山口3人、岡山3人。そして自分。鳥取は明らかに足があるし、岡山は集団で息をひそめていたので全然フレッシュ。山口の白石さんも強いのに広島はAチームのアシストが自分しかいない。のに、自分は足がなくもうヘロヘロ。最後尾で白石さんをマークするのが精いっぱいで、鳥取県勢の波状攻撃の対応をAチームに任してしまう始末。集団は一つのまま、競技場の下りを下りきる。このまま自分がなにもしないわけにはいかないので、残り1kmを切ったあたりで先頭に出て、ロケットをしようとする。が、すぐに横から鳥取が飛び出してしまい、ほぼ意味なし。そのままスプリントは参加できず、集団から千切れてゴール。鳥取が1・2で広島は皿谷さんの3着が最高位になってしまった。

 

なんだか難しいレースだった。逃げの差があまり開かないし、平坦が多くすごく脚を使ってしまった。最後自分が一番アシストしなければならない場面で全く動けなかったのはほんとにあり得ないと思う。反省。逃げたときの平坦区間が足を使い過ぎてしまっているのはわかっているのでそこで楽をできるように体幹を鍛えて平地を強化しなければならない。

いつもは単騎でレースに出ていて、フラフラ集団を漂って展開に乗っているがチームで走るときにはそうもいかない。アシストに使える選手とは、というのを考えて練習しなければならないと感じた。

 

これで今シーズンの公式戦は終了。短いシーズンだったが濃かった。昨年より実力的に向上していると感じたが結果が伴わなかったのは周りも強いということ。これからのオフシーズン、しっかり考えながら動いて過ごしたい。

 

最後に、大会運営の皆様、応援していただいた皆様、選手の皆様、ありがとうございました!