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【レース報告】2020 全日本大学自転車競技大会 個人ロードレース

10/17(土)に群馬県みなかみ町群馬サイクルスポーツセンターにて開催された「2020 全日本大学自転車競技大会」個人ロードレースに工学部3回生の木原与志寛が出場しました。

 

【結果】

  •  男子個人ロードレース(6km✕17周回)102 km:残り5周回で足切り、DNF

以下、木原のレースレポートです。

 

名前は違うものの、実質的なインカレ。選手会を立ち上げて1年目でインカレに出れることができてよかった。

天気は雨で気温がスタート時は一桁、レース中も10度くらいまでしか上がらず、非常に厳しいコンディションの中でのレースとなった。できる限りの防寒対策をということで、インナー→ウインドブレーカー→インナー→ウインドベスト→ジャージと、上半身に5枚着て、体の中まで濡れるのをなるべく防げるようにと準備。ホットオイルも塗りたくって出走。アップも汗が冷えないように、汗をかく寸前で止めた。

 

スタート位置の整列が全体的に遅れるというアクシデントはあったが無事スタート。序盤から逃げが形成され、最大で1分のタイムギャップが生まれる。このコースは心臓破りの坂のヘアピンを曲がった後が伸びて地獄になるので、なるべく前の外側でクリアしたかった。しかし、集団が大きいため前ではクリアできてもアウト側に移動しきれず、一番勾配のきついところを何回か走ってしまい、若干足を消耗してしまう。チーム戦が激しいため、単騎の自分としては落ち着くまで静かに様子を見る。

6周目のまだ半分に行ってないところから、ナショナルチームが集団をペースアップさせ一気に逃げとの差を詰めて吸収してしまう。どんどんついていけなくなる選手が出てきてしまい、だいぶん数が絞られる。なるべく前にいたのが功を奏し、問題なくついていくことに成功する。

ただ、だいぶペースが速いのと路面のコンディションが凸凹なのと雨と落ち葉とこけでスリッピーなのもあってうまく補給ができない。まだ身体の中までは寒さは来ていないが、腕は相当来ていて後ろポケットに手を回そうとするとつりそうになってしまい断念。ここで落車してしまうと県ロードの補給ミスの落車よりダサい。CCDを入れておいたキンキンに冷えてしまっているボトルを何とか流し込む。

残り5周(残り30km)のコントロールラインであと30kmなら脚も残っているし耐えれると思い、そのまま集団にいたが、途中から上半身の震えが止まらなくなる。心臓破りの坂で上半身の体幹が使えず、ほぼ脚の筋肉のみで踏ん張ろうとしたがカーブをまがったあと伸びるところでついていけなくなり、若干間をあけてしまう。身体が震えていうことを聞かずそのまま集団からドロップ。同じタイミングで千切れてしまった同郷の松原と一緒に回したが追いつかず、残り4周回の心臓破りの坂でSAGワゴンからDNFを宣言されてレース終了となった。

 

脚に余裕があると感じていたタイミングで低体温症となってしまったため、非常に悔しい。あれだけ着たがレース後は中まで濡れてしまっていた。震えがその後30分以上止まらなかった。

反省点として、やはり体温を維持できなかったことが挙げられる。防水ウェアの導入やそもそも脂肪を付けて寒さに強い体を作るしかない。長年の課題がそのまま突きつけられてしまった感じとなった。ただ、このままついていけたとしてもついていくだけで展開に加わる力はなかったと思う。また来年、リベンジしたい。

 

今回の遠征ではTeam Kermis Cross様に全体のサポートをしていただき、レース会場では関西大学自転車部様にテントの共用利用などをお願いさせていただきました。本当にありがとうございました。

 

最後に、大会運営の皆様、応援していただいた皆様、選手の皆様、ありがとうございました